2020年のプロ野球全球団の開幕投手を勝手に紹介!
オープン戦で成績が良かったピッチャーを紹介しようかなあっと思ってたんだけどオープン戦のピッチャーは調整の意味合いとかが野手陣よりも強いんですよ。
だからイニングをしっかり稼いでいるピッチャーが少ないんですわ。
簡単に言うとオープン戦のピッチャーの成績は参考にならん!ってこと。
ってことで今回はプロ野球全球団の開幕投手を勝手に紹介しまっせ!
セ・リーグ
巨人:菅野智之(3年連続6回目)
菅野が3年続けて6回目の開幕戦に投げることが決まってるんですが過去5回の開幕戦は3勝2敗なんですわ。
絶対的エースなんだったらもうちょっと圧倒的な数字を残してほしいなあなんて思ったり。
去年は11勝したのに物足りなくない?って印象。
そりゃそうだわ。
なんてったって防御率は1点台後半から2点台前半が菅野の通常運転。
去年の防御率は3.89と調子が悪いのがガッツリと数字に表れちゃってましたね。
今シーズン復活って気持ちを入れてるのは間違いない。
巨人のオープン戦での戦いぶりからは投壊のイメージが浮かぶほど良くない。
菅野以外に信頼できる投手がそんなにいないから開幕戦の菅野で負けたりしたらそのままズルズルBクラスなんてこともあり得るんじゃないですかね。
横浜:今永昇太(2年連続2回目)
横浜の開幕戦はその時に調子がいいピッチャーに担当させるのがラミレス監督の方針。
それでも順当にいけば2年続けて開幕は今永が務めることになるかと。
去年は13勝7敗、防御率は2.91。
キャリアハイなんだけど正直もっと良い成績残せるでしょ?ってポテンシャル。
ほかのピッチャーもマークしておく必要はあるかもしれないけど状態が良いとは言えないんですよね。
ラミレス監督としては一番状態が良いピッチャーを開幕投手に起用しようと考えているはずだから今のところ今永と判断できるかな。
石田健大とかが調子を上げてくるとサプライズもやったりするのがラミレス監督。
阪神:西勇輝(2年ぶり2回目・オリックス時代含む)
去年までは5年続けてメッセンジャーで開幕だったけど現役引退。
西がFA移籍2年目でいよいよ虎のエースになれるか注目したいところ。
移籍して最初のシーズンとなった去年もチームトップの投球回数をマークしたのは素晴らしい!と拍手しましょう。
10勝8敗、防御率2.92は良くも悪くも西らしさと言えるかなと。
リーグもチームも変わったのに2桁勝利を記録できるのは一流投手の証明だからね。
開幕が延期することが決まっても開幕投手がブレることはなくて周りの人からの信頼は厚いんですわ。
西が投手陣の柱として活躍して勝ち星先行することが阪神の上位進出の絶対条件。
広島:大瀬良大地(2年連続2回目)
大瀬良はもう広島のエース。
前からなんですけど調整ミスとかなければエースが順当に開幕を担当するのが広島。
去年は11勝9敗、ガッツリと貯金は作れなかったけど6試合も完投したのは流石。
完投できるピッチャーが少なくなってきてるから貴重な存在と言えますわ。
先発ピッチャーがイニング稼いでくれるとリリーフはしっかり休めるからね。
上位で戦うためにはエース同士の試合で勝つことが必要。
広島がまた王者になるためには大瀬良が相手エースに勝つことも条件のひとつになってくる。
中日:大野雄大(3年ぶり3回目)
大野は3年ぶり3回目の開幕投手なんだけど過去の開幕戦では1勝1敗。
開幕戦を投げたシーズンもいい成績を残せたとは言えないんだなあ。
中日はここ何年か開幕投手を信頼して任せられるピッチャーがいないのが現状。
大野は大エースになれるだけの存在だったのにいつの間にか31歳。
年齢で言えばベテランの域になっちゃったけど、去年はノーヒットノーランも記録したし、初めて最優秀防御率のタイトルも獲得。復活をアピールしたんです。
今シーズンを投手陣の柱として活躍すれば竜のエースとして強い中日復活に貢献できるはず。
ヤクルト:石川雅規(3年ぶり9回目)
石川が3年ぶり9回目の大役に挑むかたち。
去年もローテの一角としてチームトップの8勝をマークしたのはすごいの一言。
正直石川が開幕?って思っちゃうけど実際はまったく心配なし。
毎年怪我人がたくさんいるヤクルトで大きな怪我もしないでチームに貢献し続けているって点は最高の評価をされるべき投手なんですよ。
通算勝利数も171まで積み重ねてるし、大投手のひとつの目安200勝がもう目の前。
過去8回の開幕戦も5勝3敗と相性は全然悪くなくて石川が開幕戦で勝てばチームをノリノリにするかもしれない。
たしかに若手の投手が結果を出して、開幕投手を任されてエースとしての自覚を持って、もっともっと飛躍する!っていう成長曲線が今のヤクルトには欠けているようにも思えちゃう。
原樹里とか寺島成輝、奥川恭伸とかが開幕投手になれるようになれば先発投手陣の層の厚さが増すことになるわけです。
故障が多いチームの内情を抜本的に解決しなきゃどうにもならんと思ったりします。
パ・リーグ
西武:ザック・ニール(初)
ザック・ニールが初めての大役。
来日初年度の去年は11連勝を記録してチームのリーグ制覇に貢献。
先発ピッチャーは若手も多いけど投壊のイメージがある西武には貴重な戦力。
強力打線が売りのチームなんだけど先発ピッチャーの防御率は良くない。
西武の外国人の開幕投手は郭泰源以来25年ぶり。
松坂大輔、西口文也、涌井秀章、岸孝之、菊池雄星、と歴代開幕投手は球団のエースが連続して抜擢されることが多かった西武。
若手ピッチャーから一皮向けた存在が現れてピッチャー陣を引っ張るような展開になると常勝西武はもっと盤石になるんだろうけど。
本音を言えば今井とか髙橋とかの歴代甲子園優勝ピッチャーが開幕戦を務めることが将来の西武のためにも良いんじゃないかな。
ソフトバンク:東浜巨(初)
去年は開幕から調子が上がらなくて登録抹消。6月には右肘の手術もしてたし不完全燃焼な1年だった東浜。
去年までは名実ともにソフトバンクのエースの千賀滉大が連続して開幕投手を務めていたんだけど調整遅れ。
東浜は2017年には16勝して最多勝を獲得する活躍を見せたんだけどそのほかのシーズンでは2桁勝利したことはない。
育成するのがうまいソフトバンクだからどんどん勢いのある若手ピッチャーが出てくるんですわ。
シーズン中に怪我人が出ても毎年優勝争いできるのは厚い選手層のおかげ。
その中で開幕戦を担当するという意味を東浜自身十分に感じているはず。
楽天:則本昂大(2年ぶり6回目)
鷲のエースの則本が出陣。楽天としては岩隈久志に並ぶ最多記録。
ロッテからは涌井秀章を獲得した楽天。
先発ピッチャーの駒はある程度いるけど岸孝之が一時離脱するっていうニュースもあって心配の種はあるのかなと。
鉄腕として名を馳せた則本も去年は右肘手術の影響で開幕から出遅れ。
7月に復帰して短い期間で5勝をマーク。「楽天に則本あり」と存在感を示した。
7年連続2桁勝利はできなかったけどこれまでの実績は十分。
ただ負けが付いちゃうのも則本の不本意な特徴のひとつなんですわ。
先発する試合でいかに貯金を作れるかがエースとしての見せ所。
ロッテ:美馬学(3年ぶり2回目)
楽天時代にはシーズン中の怪我で一時的に離脱したことはあるけど登板するときには粘り強く投げている姿が印象的。
去年チームトップタイの8勝した種市篤暉を開幕に抜擢することもあるんじゃないの?って考えていたけど井口監督は美馬の対ソフトバンクの相性も考えての起用みたい。
たしかに去年はソフトバンク相手に3勝したし試合を作ったのが印象的。
そこらへんを見越しての起用って感じですかね。
ちょっとはソフトバンク打線もイヤなイメージあるでしょ?っていう井口監督の判断かな。
ゲン担ぎにも似たようなもんだけどすこしでも良い条件にはすがりたいっていう思いが溢れてる気がする。
開幕戦は大事なもんなんや!っていうふうに捉えていることがわかりますわ。
日本ハム:有原航平(3年ぶり2回目)
栗山監督は有原以外は考えられない!と色んな場所で言っててみんなからの信頼がめちゃくちゃ厚いピッチャー。
去年15勝して最多勝のタイトルを獲得。
入団してからの5年間安定したピッチングをしているのはすごい。
球界屈指のコントロールだし、先発ピッチャーとしてイニングを稼ぐ能力もめちゃ高い。
Aクラスに残るためには結果を残さなきゃダメなピッチャー。
ぶっちゃけ日本ハムは実績あるピッチャーはあんまりいない現状だから首脳陣やファンの有原に対する期待が大きくなっちゃうのはしかたない。
戦力が揃ってないように見えていつのまにかスルスルっと順位を上げて、勢いそのままに優勝争いするってのが日本ハムの謎の特徴。
吉田輝星とか若手が先発として一本立ちするようになったら投手陣の層に厚みが出てきてもっとチーム状態が良くなるのは間違いない。
オリックス:山岡泰輔(2年連続2回目)
去年はずっとローテを支えて自己最多の13勝をマーク。
初めて最高勝率を獲得しただけじゃなくて投球回数も170回を記録。
プロ野球選手としては恵まれている体格とは言えないけど入団してからの3年間は先発ローテをガッツリ支えてる。
イニングを稼ぐ能力も奪三振能力が高いことも自分で証明しているのはすごい。
伝家の宝刀スライダーは間違いなく現代の魔球のひとつ。
去年の最優秀防御率を獲得した山本由伸もいるから2枚看板。
2人次第でBクラスを抜け出せる可能性すらある。
評論家とかの順位予想では常に上位予想されるのにいつのまにか下の方の順位にいるオリックス。
最悪なイメージは出来るだけ早めに払拭しておきたい。